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方法ⅲ

  • ①CBMCs上のC5aレセプター(CD88)発現は、FACSを用いて評価した。
  • ②CBMCsの遊走と脱顆粒は、EZ-TAXIScanを用いて評価した。

RA 30例、OA 21例のまとめ

RAとOAの滑膜内のmast cellのcounts/㎟RA滑膜にはOAと比し有意に多数のマスト細胞が存在した

RA滑膜組織にて、マスト細胞は豊富なtryptaseを含有する

CBMCsは、細胞表面にc-kit(CD117)を発現し、細胞内にtryptaseを貯留している

RA滑膜線維芽細胞との共培養によるマスト細胞C5aR(CD88)の誘導マスト細胞単独培養ではC5aRを発現していなかった。
→RASFとの共培養にてCBMCsにC5aRが誘導された。

各種刺激によるC5aRの誘導(FACS)他刺激に比べ、RASFとの共培養は強力にC5aRを誘導する

C5aによるマスト細胞の遊走マスト細胞は、C5aの濃度依存性に遊走した

W-54011によるマスト細胞遊走制御W-54011は濃度依存性にマスト細胞の遊走を阻害し、W-54011 10nMでコントロールと同等まで完全に抑制された

C5aによるマスト細胞の脱顆粒マスト細胞は、C5aの濃度依存性に脱顆粒した

W-54011によるマスト細胞脱顆粒制御W-54011は濃度依存性にマスト細胞の脱顆粒を阻害し、W-54011 100nMでほぼ完全に抑制した